ニッコーカメラの思い出

今日、ニュースを見ていて気になる見出しを見つけた。

なぜ?大阪・ミナミの一等地に“崩れた空き家”そのまま放置-MBSニュース-

という記事。

なんだか見覚えのある立地だったのでストリートビューと自分の記憶を照らし合わせてみた。

そうだ、やっぱりニッコーカメラというカメラ店だ。

先日の台風21号の影響でほぼ半壊~全壊状態になってしまったらしい、現在では所有者との連絡がつかず廃墟状態で放置との事。


台風で廃墟化する1年ほど前か、1度だけ入ってみた。この店が記憶に印象的に残っていたのは取り扱っていたカメラの種類の豊富さではなく、店に充満するにおいのせいだった。


お店はお爺さん一人で営業していた、店内にポツリと座している。店内に踏み入った瞬間に違和感。

ブワッっとむせかえるようなアンモニア臭、おそらく店主が漏らしたものが長年に渡って熟成されたかなりキツメのにおい、完全に異臭レベル。

科学の実験で素のアンモニアを嗅いだ事をある人はわかると思うが濃いアンモニアの匂いに人体は拒否反応を起こす、最悪死ぬ、それが入店した瞬間に起こった。物を売るなんてレベルじゃないぞ、これは(笑)即座に退店した。

とにかく滅茶苦茶にクサイ店だったので印象に残っている、老人になればある程度はしょうがないと感じる部分もあるが、それにしてもだ。

なんだかんだ言ってみたが1度行くと忘れられない、ある意味でコアな店が無くなってしまったのは非常に残念だと思った。