Jumper T12 簡易設定編、超初心者向けに説明します


Jumper T12、技適もあってカッコよくてコンパクト、値段もリーズナブル、非常に魅力的なプロポですがとにかく設定が煩雑です。

特にドローン初心者が買うと初期設定で詰みやすい(アーム出来ない病)感じがしたので簡単に設定出来る方法を紹介したいと思います。

タイトルを初心者向けとしたのは俺自身が設定面でほとんど初心者だからです、設定備忘録を兼ねて書いてます、間違いなど多いかも知れませんがよろしくお願いします。

とりあえずTiny Whoopをバインドして飛ばせるまでを説明したいと思います。

まずはT12を購入したらスティックキャリブレーションをすまそう



電源オンにしたら4番キー長押し、Radiosetup画面になるので5番キーを押していき9項目目にスティックキャリブレーション項目があるのでエンタキー1番を押してキャリブレーションを実行しましょう。

バッテリー警告を下げよう


乾電池でT12を使用すると即、電池残量警告アラームが鳴り始めます。
海外フォーラムを見てみると4.2Vまで下げても問題無いとの事でしたので設定から警告電圧を下げましょう。

上記と同様にRadio Setup画面で6番キーを押していきbately low項目選択→4.2Vまで下げます。

リポや18650で運用している方は特にイジらなくても大丈夫な項目だと思います。

18650はこのあたりがお勧めです、運用がしやすく値段も手頃ですね。私も使ってますが一回充電すると高容量電池ですのでかなりもちますし良いですよ~

ドローンとT12をバインドしよう


自分のドローンのプロトコルを確認後、プロポ側のマルチプロトコルを設定をしましょう。

4番キーを押すとモデル選択画面になりますので好きなバンクにドローンの設定をしていきましょう。


1番キーを長押しすると選択したモデルをエディットしていけます、エディット中のモデルはモデル選択画面に*が付きます。


バインド手順


モデル選択後、5番キーを押すとSETUP画面に変わります。SETUP画面の下に進んでいくとExternal RFという項目がありますのでお使いのプロトコルを選択して下さい。


**意外な詰みポイントを発見したので報告しておきます。**

T12を工場出荷状態(ファクトリーリセット)に戻すとinternal RFもexternal RFもオフ状態になっておりプロトコルが表示されません、自分の場合futabaプロトコルが見つからない事がありましたがexternal RF選択後modeをMULTに切り替えるとfutaba他たくさんのプロトコルが表示、選択出来るようになりました。

プロポとドローンのバインド



プロトコルを選択後、Bndを選択。

プロポのバインドをエンターボタン(1番)で開始してからドローン受信機のバッテリーを繋ぐ。

これは一例ですがフタバの受信機のバインドボタンを押しながらバッテリーを繋ぐとバインドが完了しました。

受信機の赤ランプから緑ランプに変わるとバインド完了。
T12の場合、バインドが完了してもピッピッとプロポの音は鳴り続けていますのでご注意下さい。


受信機のバインドボタンをしっかり押せてないとバインドが出来ませんのでご注意下さい、二人がかりでやると確実です。

バインドが済むと第一段階はクリアです、あともう少し頑張りましょう。

プロポの設定を行おう


ここまでにスティックキャリブレーションは必ず済ましておいて下さい。

とりあえずドローン(tinywhoopの場合)を飛ばすのに必要なプロポ入力は

スティックの動き、アーム、ディスアームスイッチ、フライトモード変更のスイッチのマッピング、この3項目が必要になってきますので順を追って説明していきたいと思います。

バインドが完了したらまずはbetaflightに繋いでみよう


ベタフライトに接続完了しましたら受信機という項目を見て下さい。

**betaflightがドローンを認識しない場合、USBケーブルを変えてみましょう、意外とこれで認識するケースが多いです。

まずは左右のスティックをめいっぱい右上に倒してみて下さい


ロール、ピッチ、ヨー、スロットルが最高値を示しているのがわかります、スロットルは調整を入れてるので若干低めになっていますが。

スロットルの設定数値については追々、説明します、初期状態ではスロットルもマックスの2012でした。

スティックを右上に倒した状態がこの写真と同じようにならない(逆にマックスになる等)ようならスティックのリバース設定が必要です。

スティックのリバース設定法



プロポでモデルセレクト後5番キーを押していきINPUTS画面で各スティックを設定していきます。エンタキー長押しでeditを選択して下さい。


リバース設定は

editを選択後、weightの数字を-100にします、これをリバースが必要なスティックに行って下さい。

ベタフライトで問題なくスライダーが動くようになれば完了です。

各スイッチングを設定していきます


Tinyの場合、アーミングスイッチとフライトモード切替が必要ですね。

アーミングは2段階スイッチ、フライトモード変更は3段階のスイッチに振り分けてみました。

プロポのモデル選択後、MIXER項目を表示します。

CH5,CH6がブランクになっていますのでそこでエンターキーを長押し、エディットしていきます。


sourceを選択し使いたいスイッチを選択します。

2つのチャンネルの設定が終わればスイッチを切り替えるとベタフライトの受信機という項目でもスライダーが動くようになりますのでチェックしてみましょう。

これで大まかなT12の設定は終わりになります。

設定も終わりました、さて飛ばないと・・・ここからが長いかもしれないです笑

バインド出来ているのにドローンが動かない場合はここを見て



バインドさえ済めば飛ばない理由は全部betaflightに書いてあるぞ〜


バインドが済みました、スイッチングの割り当ても済みました、何故かアーム出来ない〜ってなった時に焦る事なかれ、ベタフライトにぜん〜ぶ理由が書いてます。落ち着いて、その項目を消していくと絶対飛びます!!

ドローンを繋いでべたフライトのCLIコマンドラインにstatusと入力してみましょう。ずらっと謎の文字列が出ます、アームが出来ない時は赤線のとこらへんにエラー理由が書いてあります。

もっとわかりやすいのが



セットアップという項目にアーム無効フラグという項目があります、エラーがあってアーム出来ない場合はここに番号が出ていますので、このセットアップページの右上のwikiとうボタンを押してみます。



アームが出来ない時は


arming sequenceという項目を押すとエラー番号の説明が書いていますので、それを解決していくとアーム出来るようになります。エラー番号の説明ページは翻訳するとわかりやすくなります。

私の場合はエラー番号7が出ていましたのでプロポ側でスロットルのRPM CENTERを下げるとアームが可能になり飛ばす事が可能になりました。

プロポのOUTPUTSという項目でスロットルに該当するチャンネルを微調整します。



アーム出来ない問題はたぶんここをイジれば解決すると思います。

Tips

TinyWhoopを水平キャリブレーションしよう

フライトコントローラー下にUSBが付いてる場合は水平が出しにくいですよね、そんな時、考えました簡単治具はこれ、マグカップがちょうどタイニーのフレームとイイ感じでした、上からボディを軽く押さえながらキャリブレーションしましょう。

これは便利、T12のタイマー機能


OSD管理出来ないFCを使っているとついバッテリーをダメにしてしまいがちですが、そんな時はT12のSETUP項目にあるタイマーを設定しておきましょう、30秒前からアラートで教えてくれます。

私はアーム開始時からタイマー発動にしていますが、様々な設定が可能です。


タイマーのリセットは通常画面でエンタキー長押し


リセットを選択、該当のタイマーをリセット可能です。

betaflightはむやみに触るべからず


PIDだけは初心者が触るべきではないと思います。というのはモロに飛び方に影響を及ぼしますので、慣れてからにしましょう、最悪まともに飛ばなくなります笑

なにか項目の数字を触る時は私の場合ですが、問題があったときにすぐ元の設定値に戻せるようにイジる前の数字をスクショやスマホで写真を撮っておきました。

jumper T12シミュレーター編


新しいモデル名を新規作成、インターナルとエクスターナルをオフにする、背面プラグとコンピューターのusbを接続するとtaranis joystickとして認識、プロポ画面にusbとして認識するかダイアログが出るのでそれを選択するとシミュレーターで使用可能になります。
今回はこれくらいで追加情報あればまた更新したいと思います、それでは、また!!