ファティマ第3の予言について
ファティマ第3の予言は、1917年にポルトガルのファティマで3人の子供たちに現れた聖母マリアから伝えられたとされる予言です。
ファティマの子供たちは、聖母マリアから数回にわたってメッセージを受け取り、その中には第3の予言も含まれていました。
第3の予言は、以下のようにまとめられています。
世界的な戦争や災害が発生する
信仰に関する危機が訪れ、教皇や教会が迫害される
最後に、教皇に対する暗殺未遂が起こる
この予言は、第1次世界大戦の前に伝えられ、第2次世界大戦や冷戦時代、カトリック教会の信仰危機、教皇ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件など、様々な出来事と関連付けられてきました。
ただし、第3の予言には多くの解釈があり、その正確な内容や意味については定かではありません。
また、教皇ベネディクト16世が2000年に公表した文書では第3の予言が完全に解釈されたわけではないとの認識が示されています。
ファティマに現れた聖母は多くの人が目撃したとあるが本当か
ファティマの聖母の出現については、目撃者の証言が多数あり、それが真実であると広く信じられています。
実際に、ファティマの出現はポルトガルだけでなく周辺の国々や世界中から注目を集め多くの人々によって報告されました。
ファティマの出現は、1917年5月から10月にかけて、ポルトガルのファティマに住む3人の羊飼いの子供たちに現れたとされています。
子供たちは出現を報告したことにより当時のカトリック教会や政府からも批判を浴びましたが、多くの人々から支持され、ファティマの出現は世界的な知名度を得ることになりました。
多くの人々が聖母の出現を目撃したとされる理由の一つは、出現が行われた場所が、周辺地域からも見渡せる広大な草原であったことです。
また出現が行われた時間帯が昼間であり出現時には天空が鮮やかな色彩に染まったという報告もあります。
さらに聖母が出現した日には多くの人々が集まり報道陣も現地に訪れたことから出現に関する情報が広く伝えられたとされています。
ファティマの聖母は未来人もしくは宇宙人の可能性はあるか
ファティマの聖母が未来人や宇宙人であるという説が存在するものの、それに対する科学的な証拠はありません。
聖母が未来人や宇宙人であるとする説は、聖母が現代的な技術を用いた未来人や、宇宙人である可能性を示唆していると解釈されることから生じたものです。
一方で聖母の出現が起こった背景には当時のポルトガルが政治的・社会的不安定な状況にあったことや、第一次世界大戦の影響があったことが指摘されています。
聖母は人々に祈りと懺悔を促し平和や救済を訴えるメッセージを伝えたことから彼女が人間の精神的な安定を求める、宗教的な現象であると解釈されることが一般的です。
またファティマの聖母が未来人や宇宙人であるとする説は一部の宗教的な見解に基づくものであり科学的な根拠はないことを強調しておく必要があります。