三重から大阪、自転車旅、山道で遭難しかけて買ったもの


自転車旅で山道で遭難しかけました、そんな時にこれがあったら助かるだろうな、というモノが朧気に見えてきましたので報告したいと思います。

ちなみ奈良〜天理〜生駒間〜東大阪間の初の自転車越えで、かつルートが暗峠経由だったのでかなりしんどいものになりました、この備忘録はあの世から書いています、冗談はさておき。

峠道を自転車で攻略するのに必要なものは


飲料水やスポーツドリンク、熱中症対策の塩分系のモノ

三重県伊賀市出発で奈良、大阪方面へアタックしましたが出発から8時間、自販機もコンビニもほぼありませんでした、一番キツかったのは飲み水がほとんどなかった事です。

私の場合は春先に峠チャレンジしましたが、きっつい坂道でチャリを押し上がると汗びっしょりになりダウンヒルでは毎回、震えが来るほどの寒さでした。

どのシーズンを通しても体温の変化に対応出来る服装じゃないとダメだと思います。

夏場はそっこーで熱中症になる可能性も高いと感じます。

食料も手に入る所がほぼ無いので同様に多めに用意しておいたほうがいいでしょう。

スマホ、iPhone


携帯端末、特にGPSの偉大さを思い知らされました、かなり深い山道や細い道までナビしてくれました。

またiPhoneのLEDが本当に真っ暗の山道の中で仕事をしてくれました。

電動自転車のライトの充電が切れた後、スマホLEDがなかったらたぶん車にひかれて死んでたと思います。

LEDライト


ライトはスタンドアロンで使えるものは必須だと感じました。18650バッテリーが使えるような高容量タイプがあれば心強いと思います。

後続車にアピール出来る自転車用のテールランプも必須です、車の運転手はまさかこんな場所にチャリンコの人間がいると思っていない前提ですから、アピールが足りなかったり運が悪いと、ひかれます。

怖がりは峠を越えるな


奈良の山道や天理ダム付近は恐ろしいくらいに真っ暗、闇そのものでした。

想像次第で全てのルートが心霊スポットのような道でした、怖がりの人はやめておいたほうがイイでしょう。

モバイルバッテリー


基本、山の中ではスマホのバッテリー消費は激しいです、使わない時はモバイルデータ通信を切っておくのもバッテリー温存のコツですね。

実質、今回の旅は19時間くらい自転車に乗ってましたが10000mahのバッテリーが2回ブランクになりました。

一度、快活クラブというマンガ喫茶でモバイルから自転車のバッテリーまで充電しました(チャリの充電器は持ち込みで店員さんが使用を快諾してくれました)

奈良方面に快活クラブという満喫が多いように感じたので奈良越えを計画してる人は事前に会員カードを作っておくといいかもしれません、会員カードは全国どこでも共通で使えるようです。

電動自転車で峠道は越えるものじゃない


今回、8割充電くらいの電動自転車(ママチャリタイプ)。電動自転車を持っている人は知っていると思いますが、電チャリはエコモードでも意外と充電が持ちません、充電が切れた後は照明用の電気もつかない、タダタダくっそ重たいチャリンコへと変貌します、私の場合は走行開始30分でまさかの充電切れ、以後、地獄でした。

山はメインルートで越えたほうがいい


マップ上でメインルートが迂回路っぽい感じでもショートカットを選ばずにメインルートの大きい道を選んだほうがいいと思います、というのは今回、奈良公園に抜けるルートを369号線がとてつもなく迂回路に感じてしまいショートカットっぽいルートを選択、上り坂1時間上がってダウンヒルを下りきった所でまさかの土砂崩れで通行止め、大幅に時間をロスをしました。

またマップの方角間違えで大和川を進路と逆に進んで1時間以上、天理市内でロスしてしまいました。

ルート選びは事前に綿密に


緊急避難場所として満喫などを事前に探しておくとイイと思います。

私の場合は山道を完全に舐めてました、ルート選定次第で旅が苦しみにも楽しみになるという事を身を持って体感させられました。

ツェルトやサバイバルシート


真っ暗の山道での急な天候変化や真っ暗闇での立ち往生、明るくなるまで一晩だけ耐えるのに超軽量のツェルトやサバイバルシートがあれば安全な脇道に反れて明るくなるまで待ったほうが賢明だと思います。そもそも賢明な人がこんな事するのかという気もしますが笑

ツェルトもサバイバルシートも一人用でしたら低価格で軽量ですので是非バッグの中に入れて置くといいんではないでしょうか。

使い方によっては普段のちょっとしたアウトドア、公園遊びから本格的な山登りまで応用範囲が広いアイテムだなと感じました。


それなりに楽しみもあった


真っ暗闇の峠を抜けて街の明かりが見えてきた時、本当に安心感を感じました。初めて火を見た原始人くらいの気分でしょうか、なんともいえない感慨深さを感じました笑


また生駒の峠をひとつ抜けた時に出会えた足湯スポットが本当に癒しでした。

暗峠、山頂の奈良と大阪の県境に達した時、勝ったと思いましたね。

最高の景色でした。

生駒、奈良あたりの山越えを自転車で計画してる方は事前準備はしっかりして下さいね、それでは安全で楽しい旅を!!