人生は大いなる迷いである
街中ですれ違った楽しそうに笑って歩く人たちにも私と同じような虚しさや寂しさを感じるのだろうか子供から大人へ、モラトリアムを抜けて、ある種の万能感は打ちのめされた、体はただ老いて人生は失う事だと知る、果てしない空虚感を感じ人生を楽しめなくなった。人間ならそんな時ありますよね?(笑)
そんな時、人生の指針となるガイドブックがあれば最高ですよね。
ちなみ私は自己啓発とかスピリチュアルとかには懐疑的なスタンスです。
それでもこの本は凄く良いと思いました。
そのガイドブックとはずばり、これです。
尼ランキングの部門1位のこれ、私はたまたま古本屋で見つけて買いましたが売れてるみたいですね。
仏教と聞いて、宗教アレルギーを起こした人、ちょっと待って欲しい。
実は仏陀は神も仏も信仰すらも認めていない、現在の仏教は宗派ごとにブッダの残したものを元に魔改造された独自解釈のビジネス仏教である。
仏陀の語った言葉は哲学的で人生を切り開くためのシンプルなアドバイスである。
何も墓参りに行く必要も神社仏閣巡りも、お布施を何処かにする必要もない。
ただ、あなたの中に果てしなく広がる暗く深い宇宙を照らし出し、歩き方を教えてくれる。
たとえば、あなたが何かで苦悩しているとして
仏陀は、苦には原因があり、それを消すことで苦は消滅すると言っている。
「なんだ、簡単な事じゃん、そんな事、言われなくてもわかっているよ。」とあなたは言うかもしれない。
しかし仏陀はその苦を詳細に分析して発生原因とそれを消滅させるためのメソッドと宇宙や万物に共通する因果関係の法則を見つけ出したのだ。ね、凄いでしょ。
最終的に、この世に生まれてくるから苦が生まれると、お前ら来世は生まれてこないように現世で努力せよなんて、何をいってるか俺もわからないが催眠術だとかそんなチャチな(ry・・・
と少し、いやだいぶか、仏陀の教えにはネガティブに取られる記述もあるが、わりと正論すぎて何も言い返せない。
実は禁欲的ではない原始仏教
仏教と悟りと言えば修行いわゆる苦行のような厳しいイメージが付きまとう。
でも実は仏陀、ボンボンでした、酒池肉林の限りを尽くしたかどうかはわからないけど、30代くらいでいきなり立派な家と地位と嫁さんを捨てて修行の旅に出ます。
ある意味、アウトローのクソ野朗です、この親不孝もんがッ!!
なんてことはないですが覚悟が凄いですね。
意外!?仏陀は快楽主義者だった!?
仏教と悟りと言えば修行いわゆる苦行のような厳しいイメージが付きまとう。仏陀は厳しい修行の末、真理に辿り着いた、と思うだろう。
しかし仏陀は快楽と厳しい修行の両極を知ることで真理に辿り着いたのだ
偏りすぎは良くないよって事ですね。ほどほどに中道でねって事で、この辺が現代人のライフスタイルにマッチするのではないかと思うのですよ、飽食の時代を抜けてクラウド、断舎利の時代へと、ハイパワーを浪費しまくる時代からローパワーで必要最低限で暮らしていく時代に移行しつつある現代。
そんな現代人にこそ仏陀の言葉は響きます。
本の中で語られるものはシンプルなものから比喩を用いたものまで様々である。
文体はリフレインが多用され音楽のようなリズム感とグルーブ感を感じることが出来る、心地の良い文体で語られている、そして何より読みやすく、注釈が素晴らしいです、古代インドの事なんで文化の違いやわからないことが多いですが、本の半分が注釈にあてられていて親切すぎます。
なんだかんだ、やっぱ宗教には抵抗がある
別に宗教だからと構えるのでは無く、人間の生老病死、世の無常さ、自己の内面に向き合った仏教カウンセラーだと仏陀のことを捉えていれば良いのではないですかね。一冊、手元に置いておくと良い良書だと思いますよ。
てか、マジで一度読んでみて下さい、普通に面白いですよ~では。
過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。-仏陀-